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「意見の聴取」停止・取消し前の手続き

「意見の聴取」停止・取消し前の手続き

 交通事故や交通違反などにより免許の停止や取消しの処分をける予定の方であり、その中で一定の基準に当てはまる方は、停止や取消の処分のを受ける前に「意見の聴取」という、意見を公安委員会などに伝えることのできる会に参加することができます。この「意見の聴取」とは停止または取消しの処分をする行政側が、予め処分を受ける人の意見を聞き、その意見を元にこれからしようとする処分が適切かどうかを再検討するきっかけとするためのイベントです。

 

 交通違反や交通事故の処分は点数制度によって行われますが、細かく決められた点数制度であっても、すべての違反者に対して点数から出される処分が適切であるとは限りません。中には点数により決められた処分とは異なる処分をした方が運転者にとって良いと判断されることもあるかもしれません。そのような個人的な事情がある違反者は公安委員会などに対して意見を述べ、また弁明することができるのです。

 

そのため、意見の聴取の結果によっては、単に点数計算からされる処分よりでは結果的に重い処分になってしまうという判断がなされれば、予定されていた処分の内容より軽い処分(=停止期間や欠格期間が短い処分)となる場合があります。

 

意見の聴取の内容

対象者

・免許の取消処分がされる予定の者

・90日以上の免許の停止の処分がされる予定の者

・90日以上の自動車等の運転禁止処分がされる予定の者

 

意見の聴取の通知

・1週間前までに意見の聴取の期日、場所、処分の理由などが書面にて通知されます。

・通知と同時に公示(公安委員会の掲示板などに掲示)されます。

 

出頭

意見の聴取の当日は事前に通知された日時に出頭します。出頭したら意見の主催者との質疑応答に次いで自身に有利な意見を陳述することができます。

 

補佐人の同伴

意見の聴取の当日には「補佐人」を連れて出席することができる場合があります。一般的に補佐人は自分の主張の助けをしてもらうことが目的です。同席者が認められる場合は誰であってもかまいません。ただし、補佐人の同席が認められないん場合もあります。

 

代理人での出頭

もし意見の聴取の当日に出頭することができない場合は代理人を立てることができます。代理人に自身の主張を代弁してもらうことになります。

 

書面の提出

意見の聴取に出頭した際には口頭での意見に加えて、または代えて、書面を提出することができます。書面とは自己に有利な証拠や、自身の意見などです。この書面も処分の軽減の参考とされます。

 

意見の聴取を行わなくても処分がされる場合

・処分される者やその代理人が正当な理由なく出頭しないとき。

・処分に係る者の所在が不明であるため通知をすることができず、公示をした日から30日を経過しても所在が判明しないとき。

意見の聴取の注意点

意見の聴取の参加

 意見の聴取に出頭し、意見を述べ、書面を提出することで、事前に通知された処分よりも軽減された処分となることがあります。そのため、「また警察に呼ばれて面倒だ」などと思わず前向きに対応することがお勧めいたします。また、面倒だからと出頭しないことも良い選択とは言えません。出頭して何らかの意見を述べれば処分が軽減される可能性が高まりますが、何も述べなければ軽減される可能性は低くなります。ましては不出頭では軽減は望めないでしょう。

 

主張の内容

 意見の聴取は行政側が処分を量定するために個人的な事情を把握する場です。もちろんどのような意見を申述しても問題ありません。しかし、取締りをした警察官への愚痴、違反行為の単純は否認や交通制度への批判などでも良いとは思いますが、処分が軽減される要素になる可能性は低いのではないでしょうか。

 意見の聴取で与えられる時間は限られています。一人数分間程ですので、そこで可能な限り効果的な主張をすることが望ましいでしょう。なお、主張したことがなければ無理に発言することはありませんが、その場合も処分の軽減の可能性は減ることでしょう。(発言をしなければ絶対に軽減がされない訳ではありません。)

 

出頭できない場合

 意見の聴取は正当な理由なく欠席をすればもう次の機会は与えてもらえません。また、自身としては正当な理由であると思っていても、行政側では正当な理由であると認めてもらえないこともあるかもしれません。そのため、意見の聴取の当日に出頭できない理由がわかっていれば代理人を立てるとか、事前に警察に問い合わせてください。また、当日の急な欠席の場合も警察への問い合わせなど可能な限りで素早く対応してください。もし処分がされてしまった後では意見の聴取をやり直すことはほぼ不可能ですし、処分がされてしまったあとではもう処分の軽減はできないからです。

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処分軽減のご依頼はこちら

 意見の聴取にて自己に有利な意見を述べたり書面を提出することで、本来されるべき処分が軽減される可能性があります。また、意見の聴取の機会を逃すとその後はすぐに処分がされるため、軽減のチャンスはほぼ無くなってしまいます。

当事務所では意見の聴取に提出する書面の作成のお手伝いをいたします。やみくもに作成された書面より、根拠を持って作成された書面の方が軽減の可能性が高くなることでしょう。

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免許の停止・取消しの軽減情報

免許の停止や取消しの処分が軽減される、または期間が短縮されるなどの情報はこちらです。上申書と併せてご覧ください。

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行政書士 豊島史久

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